足の冷えといえば、主に気温の低い冬に多くみられると思われがちです。

でも実は気温の高い夏場でも、足の冷えを訴える人は多いんですね。

靴下を履いても、重ね着をしても足が冷える・・・。

足の冷えはしっかり対策を考えないと、体の不調につながることがあります。

しかしその他の部位は暑いくらいなのに、どうして足だけ冷えてしまうのでしょうか。

そこで今回は足が冷えてつらいと感じている人に向けて、暑い夏こそ実践したい対策を3種類ご紹介していきます。

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足が冷える!夏なのにどうして?

足が冷える
多くの冷え性は季節を問わず一年中悩まされるものですよね。

冬は気温が低くて寒いので足が冷えるのは仕方がないとしても、冷え性の人は暖かい季節になっても足の冷えと戦わなければなりません。

でも、暑いはずの夏なのに、足だけが冷えてしまう…こうした症状はどうして起こるのでしょうか。

原因をきちんと把握することで、対策方法についても考えることができます。

まずは足の冷えの原因を主に3つ、見ていきましょう。

冷房の使い過ぎによるもの

冷房の使い過ぎ
夏で気温が高いのに足が冷えてしまう原因のひとつに、冷房の使い過ぎが挙げられます。

暑いときはどうしても冷房の効いた部屋にいたくなりますよね。

冷房を使うことで体温が冷えて過ごしやすくなるのですが、使い過ぎてしまうと体温がこれ以上下がらないように血管が収縮するのです。

これは血管を収縮させることで、体温が下がり過ぎないようにしようという体の防衛機能なんですね。

ただ血管が収縮すると、元から血管が細くなっているだけでなく心臓からも遠い位置にある足が一番に冷え始めてしまいます。

体温低下

全身をめぐる温かい血液が足先に行き渡らなくなって、冷えの症状が出てくるのです。

快適だからといって冷房を長時間使い過ぎるのは、逆に冷えを引き起こしてしまうんですね。

冷房の使い過ぎは足の冷えだけでなく、体調不良にもつながるので設定温度に注意するようにしましょう。

冷たい物の飲食のし過ぎ

冷たい飲み物
夏に熱いものを食べると余計に暑くなるので、毎日のように冷たいものを食べたり飲んだりしている人は多いです。

しかし夏だからといって冷たいものばかりを摂取していると、体の内側から冷えてしまいます。

体を健康に保つために必要な臓器の適正温度は37度ですが、冷たいものを摂取するとその温度は急降下。

エアコンも冷やすより温める方がよりパワーを使わなければならないように、人間の体も冷えたものを再び温めるにはすごい労力が必要なのです。

毎日のように冷たいものばかりをとっていると、内臓が常に冷えた状態になって血管が収縮します。

そして足の冷えだけでなく、お腹の調子が悪くなってしまうことも多いんですね。

薄着で長時間いるため

薄着
夏はどうしても暑さ対策のために、薄着をする人が多いです。

しかし薄着をした方が良いのは、外の気温が高いためですよね。

室内は冷房で涼しいのに長時間薄着でいると、露出している手や足が冷えてしまいます。

足は冷房で冷えた床を裸足で歩くことでもどんどん冷えていくので、室内での対策も考えなければならないポイントなのです。

特に2018年の夏は例にないような猛暑のため、寝るときもずっと冷房をつけている人は多いのではないでしょうか。

寝るときは自分で感じる以上に体が冷えてしまっていることが多く、翌朝の体のだるさの原因となることもあります。

日常的にあたりまえにおこなっている行動が足の冷えにつながっているので、服装から意識することが大切なんですね。

足が冷えてつらい夏の時期の対策3選

冷え性対策
足が冷えてつらい時の対策は、冷えの原因を根本的に解決していくことです。

日常生活の中で足の冷えにつながる行動はたくさんあるので、これらを意識しておくことで足の冷えを予防できます。

それでは3つの足の冷え対策について、詳しく説明していきましょう。

食べ物や飲み物は温かい物をとる

温かい飲み物
気温が高いと、食べ物や飲み物はつい体を冷やすものを摂取し過ぎてしまいますよね。

しかし内臓の冷えは足などの末端の冷えにつながったり、またさまざまな体調不良の原因にもなります。

そのため普段水分補給をする時には、冷たい飲み物をゴクゴク一気に飲み干すのは良くありません。

常温や温かい飲み物を少しずつ飲むことで、体の内側から熱を保つことができます。

また適度に汗をかくことで、体を冷やしてくれる働きもあるのです。

また夏野菜は水分が多くて体を冷やしやすいので、根菜など体を内側から温める作用のある野菜を多く食べるようにしましょう。

寝る時は長い丈のズボンで寝る

長い丈で寝る
寝る時に暑いからといって、短い丈のズボンを履いていませんか?

これは実は足の冷えを悪化させやすく、夏の行動として良くないのです。

長い丈のズボンを履くことで、寝ている間にかいた汗を吸い取ってくれます。

汗をかきっぱなしにしていると、そこから冷えが起こってしまうのです。

単に夜間に冷房の効いた冷たい空気が直接当たるのを防ぐのもありますが、汗を吸い取るのは足の冷え対策として重要な働きがあるのですね。

夏場でも夜寝る時には、足首まで隠れる長い丈のズボンを履くようにしましょう。

シャワーではなく湯船に浸かる

湯船に浸かる
夏は風呂上がりに汗が止まらないという理由でシャワーのみにする人が多いですよね。

しかし冷房が効いた室内では、汗が止まらないというのは当てはまらないのではないでしょうか。

日中家の中にいたり、オフィスで仕事をしていたりする人は冷房に長時間当たっているので足が思ったよりも冷えています。

そのためその対策として湯船に浸からないと、足がどんどん冷えてしまうのです。

実際夏場に湯船に浸かると、足が冷えていた証拠にジンジンとしてきます。

シャワーでは表面だけで体の芯まで温めることはできないので、毎日湯船に浸かって体全体を温めましょう。

まとめ

冷え性まとめ
足が冷えてつらいと感じている人に向けて、暑い夏こそ実践したい対策を3種類ご紹介してきました。

夏は気温こそ高いものの、室内は冷房で思ったより冷えています。

そのため心臓から最も遠く、血管も細い足が冷えやすい状態になってしまうのです。

冷えの対策は主に3つあって冷たいものは摂取し過ぎないことと寝る時には長ズボンを履くこと、そして夏でも湯船に浸かることが挙げられます。

足の冷えは全身に悪影響を及ぼすことがあるので、まずは日常生活における行動を見直して対策をしていきましょう。