多くの女性にとってジョギングといえばダイエットに効果的というイメージが強く、足を細くするためにおこなっている人も多いのではないでしょうか。

しかし実は間違った方法でジョギングを続けていると、逆に足が太くなるというのです。

でも足をジョギングで動かしていることには変わりないのに、なぜ足が太くなるという現象が起こるのでしょうか。

足が太くならないジョギングの方法はあるのか、これからランニングでも始めようと考えている人はとても気になりますよね。

そこで今回はジョギングは間違った方法で足が太くなることについて、太くなってしまう理由や正しい走り方などをご紹介していきます。

ジョギングをすると誰でも足が太くなる原因

疑問

ジョギングをし始めたというのに、日に日に太くなる足…。

これはジョギングに原因があることは確かですが、実は誰にでも当てはまることなのです。

ジョギングを始めると誰でも足が太くなる原因は、実は筋肉が鍛えられて育っているからです。

ジョギングを始めると、筋肉が使われるようになって最初は筋肉痛を引き起こします。

これを繰り返しているうちに、筋肉がどんどん成長していって足が一時的に太くなるのです。

でも何も知らない場合は、ジョギングをしているのになんで足が太くなるの?と戸惑いますよね。

ジョギングはダイエットに効果はないんじゃないかという疑念さえ湧いてきますが、これはあくまで筋肉が育っている時の話です。

筋肉が育ってジョギング後も筋肉痛などにならなくなった時期から、だんだんと足が細くなってきます。

そのためジョギングで足が太くなる時期は始めたばかりの頃だけで、その後はきちんと細くなっていくものなのです。

これなら安心してダイエットにジョギングを選べますね!

ただ筋肉の成長問題が解決したとしても、また新たな問題を解決しないと再び悪循環に陥ってしまうのです。

その原因については、次の項目で詳しく見ていきましょう。

ジョギングで足が太くなる悪循環の3ステップ

ジョギングに筋肉の成長が慣れてきて、ようやく足が細くなると思いきや…。

細くなるどころか、少しずつ足が太くなるように見えるという悪循環に陥る人も多いのです。

ではどうして足が細くなるはずの時期に、ジョギングで太くなることが起こるのか見ていきましょう。

間違ったフォームによる弊害

間違ったフォーム

ジョギングはただ単に走るだけではなく、きちんとフォームを勉強しないと足を細くする効果は得られないのです。

ダイエット効果がなくなるのに加えて、間違ったフォームは足を太くする可能性もあります。

正しくないフォームで走ることで足や腰に負担がかかり、やがて痛み出した箇所を守るように走るようになります。

そうするとますます正しいフォームでは走れなくなり、どんどん姿勢が悪くなっていくのです。

一度正しくないフォームが染み付くと、なかなか元に戻せないことも弊害のひとつとして挙げられます。

違う場所に筋肉がついてしまう

筋肉

正しくないフォームでジョギングすることが常習化すると、筋肉が本来とは違う場所についてしまいます。

筋肉のつき方が違うと、足が細くなるべきところに筋肉がついて太くなるのです。

しかも良かれと思っておこなっているジョギングで、どんどん足が太くなるなんて最初は考えられないですよね。

そのため足が太くなっていることに、しばらく気がつかないことも多いんです。

その間何も知らないでジョギングをしてしまって、気がついた時には元に戻すのが大変になっているんですよね。

それくらいジョギングにおける正しい姿勢というのは、重要な役割があるんです。

いつまでも痩せない悪循環に!

痩せない

姿勢が悪いフォームでジョギングを続けていると、どんどん思っていたところと違う場所に筋肉がついていきます。

しかし本人は痩せるつもりでジョギングをするので、そのうち足が細くなると信じているのです。

まさかジョギングすればするほど、足が太くなるとは知らずに…。

こうしていつまでたっても痩せない負のスパイラルに陥って、ジョギングの悪循環が生まれてしまうのですね。

ジョギングで足が太くなるのを防ぐ走り方

ジョギングは正しいフォームでおこなわないと、足が太くなる可能性が高いです。

そこで足が太くなるのを防ぐために、正しい走り方をマスターしましょう。

7つの走り方のコツを掴んで、ダイエット効果を実感できるジョギングを実践したいですね。

背筋と首を伸ばして走ること

背筋

ジョギングをする時、多くの人は足を引き締めるためにおこなうので下半身ばかりに気がいってしまいます。

しかし正しいフォームでジョギングをするにあたっては、実は上半身の姿勢がとても大切なのです。

ジョギング初心者だとどうしてもアゴが前に出てしまい、それに伴って前傾姿勢になりやすくなります。

アゴを引くことで姿勢が頭から下半身までまっすぐな状態になり、体全体が安定するのです。

肩甲骨から腕を振り走ること

腕を振る

ジョギングをする時には腕を振って走る人が大半だと思いますが、多くの人が「前に向かって」腕を振りがちです。

腕を振る時は肩甲骨から「後ろに向かって」腕を振ると、姿勢が自然と安定して息をしっかり吸うことができます。

結果的に酸素を多く取り込むことができるので代謝が良くなり、足以外にも痩せやすい身体づくりができるのです。

足裏全体で着地をすること

足が太くなるのを防ぐには、時には正しいフォームとは違った走り方をすることも大切です。

着地をする時には、かかとやつま先に体重をかけるのが正しいランニングフォームになります。

しかしこの時足全体で着地するベタ足をすることで、足に筋肉がつくのを防げるのです。

また膝に負担もかかりにくいので、フォームが大きく崩れることが減少します。

足に負担をかけずに走ること

足の負担

走る時には足をしっかり上げて、しっかり動かした方が足が痩せそうだと考えます。

しかし実際は足になるべく負担をかけたくないので、フラット走法という上下動がほぼない走り方にします。

イメージとしては忍者のように流れる感じで静かに走ると、うまくいくでしょう。

着地した足の上に体がくること

足を着地させた時に、体も一緒に足の真上に持っていくようにします。

足だけが前に出るとふくらはぎや太ももに力が入ってしまい、余計な筋肉がついて足が太くなる原因になるのです。

ジョギングの際は、体ごと前へ前へと進むようにしたいですね。

膝と足首は曲げずに走ること

膝

膝と足首を走る時に曲げることは、足に負担がかかりやすく怪我もしやすくなります

膝を曲げてしまうと太ももの前側の筋肉が増えて、足首を曲げるとふくらはぎの筋肉が増えるのです。

膝と足首を使うことでふくらはぎ内側の筋肉が発達し、より痩せやすい状態になります。

足の付け根から動かすこと

足の付け根、つまり股関節から足を投げ出して振り子のように動かすとダイエットに効果的です。

股関節から動かすものの足全体はまっすぐにして走ることで、ふくらはぎに負担がかからなくなります。

ジョギング前には準備運動をすると効果的

準備運動

ジョギングをおこなう前は、適当に歩くだけにするなどきちんと準備運動をしないまま始める人が多いです。

しかしきちんと準備運動をしないと、本来とは違うところに筋肉がついて足が太くなるのですね。

そのためトレーニング前には必ず準備運動をして、足に負担がかからないようにしましょう。

またジョギング前の食事も工夫して、バナナなとエネルギーになりやすいものを食べて空腹状態にならないようにします。

空腹ではジョギングしていて体調不良を引き起こすこともあるので、気をつけてくださいね。

まとめ

紹介

ジョギングは間違った方法で走るとどうして足が太くなるのかということについて、正しい走り方などをご紹介してきました。

ジョギングは簡単に出来るエクササイズですが誰でも最初は筋肉がついて、一時的に足が太くなるのです。

しかし、その後は正しいフォームをすることで、余計な部分に筋肉がつくのを予防することが出来ます。

なるべく足の関節は曲げずに、上下動のない動きで走ってみましょう。

また、きちんと準備運動をしていれば、足が細くなりやすくなりますので意識してみるのもおすすめです。