足がつるとなんとも言えない痛みを感じて、辛い思いをしている人は多いのではないでしょうか。
あの独特の不快感は出来る限り経験したくないですよね。
でも安心してください、可能な限りあつがつらないようにすることは可能です。
なるべく症状が出ないように予防することで、あの痛みや不快感を味わうことなく生活することが出来るのです。
でも実は、ふくらはぎにけいれんを感じるリスクの高い人が存在するのです。
そこで今回は足がつるのが怖い人に向けて、効果的な4つの予防方法やリスクの高い人についてご紹介していきます。
足がつる時におこないたい効果的な予防方法
足がつったときの痛みはなるべく感じたくないので、少しでも辛くないように予防出来るならしたいと思いませんか。
ほかの場所の痛みなどは予防方法もたくさんありますが、ふくらはぎのけいれんに関してはどのような方法があるのでしょうか。
日常生活で取り入れて意識したい4つのことを、詳しくみていきましょう。
ふくらはぎをマッサージする
特に意識して運動をしていなくても、夜寝る前には結構な疲れがたまっているものです。
疲労がたまると筋肉のけいれんが起こりやすくなり、夜中にこむら返りを起こす原因にもなります。
ペタンと座った状態から片膝を立てて、足首からふくらはぎに向かって優しく手のひらでもんでいきましょう。
疲れを取りたくて強くマッサージしたくなりますが、筋肉を傷めてしまうので優しくおこないます。
撫でるようにマッサージすることで、血流も改善して冷えを防いでくれるのです。
夜寝る前に、筋肉の疲れをほぐすのを日課にしていきましょう。
スクワットで筋力をアップ
普段から体を動かさない人は、どうしても全身の血流が悪くなりがちになるので、つりやすくなってしまいます。
でも外に出て大掛かりに体を動かす時間もないという人もいますよね。
そんなときは、家ですぐにできるスクワットがおすすめです。
スクワットは下半身の筋肉を鍛えるのと血行を促進するという、一石二鳥の方法なのです。
足を肩幅くらいに開いてそのまままっすぐ腰を下ろして膝を曲げ伸ばししていきます。
無理をする必要はなく、1日のうちに100回程度を数回に分けておこなえば大丈夫です。
最初は体が前かがみにならないように、壁に背中をつけながらおこなうと良いでしょう。
水分をこまめに補給する
体の水分が減ってくると、血液がドロドロになりやすくなって血行が悪くなります。
筋肉の収縮を正常におこなうためには、つま先まで血液にのせて栄養を運ぶ必要があるのです。
しかし水分がなくなると血流障害が起きて足の筋肉を動かすのに必要な栄養が行き渡らず、こむら返りを起こします。
また水分は体のミネラルバランスを保っており、崩れることで足がつりやすくなるのです。
水分は意識して取らないと、あっという間に喉が乾いてしまうくらい不足してしまいます。
1日に2リットルを目安に、少しずつに分けて摂取していきましょう。
食事の内容に気をつける
足がつるのを予防するには、毎日の食事内容に気をつけることが重要です。
筋肉の収縮を促すカルシウムやマグネシウムを多く含む大豆食品などがおすすめで、日々の食事にバランスよく取り入れていきましょう。
もし日々の食事だけでは栄養を摂取できないと思っていたら、サプリメントで効率よく摂取するのもおすすめです。
こむら返り防止に良い栄養素を一気にたくさん摂取するのではなく、少しずつをコンスタントに食べるようにしましょう。
おやつにはカルシウム豊富な小魚、乳製品のヨーグルトなどを食べると美味しく栄養補給できます。
食生活が乱れるとカルシウムやマグネシウムは不足しがちになるので、意識して摂取しましょう。
足がつる症状が起きやすい人とは?
足がつると痛みや不快感を感じる非常に嫌な症状が現れるので、できれば頻繁に起きて欲しくはありません。
でも日常的にこむら返りが起きやすい、リスクの高い人もいるのです。
もし自分がリスクの高いタイプだとわかれば、より生活の中で気をつけることもできますよね。
では具体的にどのような人が、こむら返りが起きやすいタイプなのかみていきましょう。
つま先がいつも冷えている人
特に女性に多く当てはまりますが、いつもつま先が冷えているとこむら返りが起きやすくなります。
冷えが起こると血流が悪くなり、筋肉の収縮を抑制してしまうのです。
血液にのってビタミンやミネラルなどの栄養が運ばれているので、冷えは大敵なんですね。
冷えは体を動かす習慣がない人や薄着をしている人、湯船に浸かる習慣がない人に多いです。
お風呂に入れなくても足湯だけでもするようにして、つま先まで血液が行き渡るようにこむら返りを予防しましょう。
運動不足で筋力が少ない人
運動する習慣がない人は筋力が少ない場合が多く、筋肉の収縮がうまく起こらなくなってつりやすくなります。
現代では車移動やデスクワークなどで、筋力が落ちている人が多くなっているのです。
動かす時に筋肉の収縮ができないと神経伝達がうまくいかなくなって、いきなりつって痛みが出てしまいます。
運動ができていないと自覚している人は、なるべく歩くようにするなど工夫したいですね。
一部の病気を患っている人
動脈硬化など血管系の病気や、血液が固まりやすくなる薬を飲んでいる人などはつりやすくなります。
また糖尿病の兆候としてこむら返りが起こる場合があるので、たかがこむら返りと思わず検査をすることが大切です。
一部の病気により血流障害が起きやすくなり、筋肉のけいれんが起こりやすくなるのです。
薬の副作用によってつりやすいときには医師に相談して、適切な対応をしてもらいましょう。
妊娠中でお腹の大きい女性
妊娠中でお腹が大きくなってくる後期は、下半身を中心に血流が悪くなります。
そんな時、下肢静脈瘤といってふくらはぎの血管にコブのような腫瘤ができることがあります。
腫瘤が血流を止めてしまい筋肉の収縮を抑制してしまうので、こむら返りが定期的に起こる可能性が考えられます。
妊娠中は体調と相談しながらなるべく歩くようにしたり、足湯をしたり血流を促進していきましょう。
足がつるのは年齢のせいって本当なの?
年齢を重ねるごとに、こむら返りが起きやすくなったという自覚が出てきた人も多いのではないでしょうか。
実は年齢を重ねるごとに血管が硬くなりやすく、血液の流れがスムーズにいかなくなります。
また体を動かすことも億劫になりやすいので、筋力も少しずつ低下していくのです。
若年層は比較的激しい運動中に足がつることが多いのですが、年齢を重ねると少しの動きや睡眠中などにもつってしまうこともあります。
年齢を重ねたら、自分がどういった理由でつってしまったのかを見極めて対策していきましょう。
まとめ
足がつるのが怖い人に向けて、効果的な4つの予防方法やリスクの高い人についてご紹介してきました。
ふくらはぎの痙攣を防ぐためにはマッサージやスクワットといった筋肉をほぐしたり筋力を高めることや、水分補給や栄養補給をするのが効果的です。
ただでさえこむら返りが起きやすいリスクの高いのは冷えやすい人や体を動かす習慣がない人、そして一部の病気や治療中の人や妊娠中の女性となっています。
あまり知られていませんが、つってしまうのはさまざまな理由があるため、自分に合った予防方法を実践していくことが重要なのです。