足の爪の部分が内出血を起こすのは、強くぶつけた時だけではなく日常生活を送る中でも普通にあります。
夜につめ切りをしようと思って見たら、一部分が黒くなっていたなどですね。
特に原因もわからないのにいきなり血が溜まっていると、なんとなく気持ちが悪いものです。
血が溜まると多くの場合は痛みを伴うので、時には日常生活に支障をきたすこともあります。
そこで今回は足の爪が黒くなったと自覚している人に向けて、内出血を起こす原因と注意点についてご紹介します。
足の爪が内出血を起こす原因は刺激!
つま先に血の塊ができたように赤黒くなるのは、外部からの刺激による原因が多いです。
一般的な皮膚でも強い刺激を受けると青タンができることがありますが、つま先も同じなのですね。
では具体的にどのような原因で足の爪に内出血が起こるのか、見ていきましょう。
つま先をぶつけてしまった
突発的な理由の中で一番多いのが、つま先をぶつけてしまったことによるものです。
意外と日常生活の中でつま先をぶつける機会は多く、痛い思いをした人も多いのではないでしょうか。
つま先部分に重いものを落としてしまった時には、親指に黒々とした血の塊が出てきてしまいます。
多くの場合ジンジンとした強く鈍い痛みがあるため、親指の異変に気付く人もたくさんいます。
つま先に強い圧力がかかった
つま先部分に強い圧力がかかって、怪我をした状態になるとその部分が赤黒くなることがあります。
一番多いのがドアに指を挟んだ時で、赤黒く変色した部分が伸びるまで残ってしまうのです。
強い圧力がかかった時はひどい痛みがありますが、だんだんと治まってきます。
しかし骨まで折れていないか、ばい菌が入っていないかなどを病院でチェックしてもらうと良いですね。
指が大きく腫れるので見るとびっくりしますが、指全体が内出血した状態なのでじきに腫れは引いてくるでしょう。
何度も中程度の刺激を受けた
1回が強い衝撃ではなくても、中程度の刺激を何度も受けた場合でも爪の中で出血してしまうことがあります。
たとえば自分の足に合わない靴を履いていて、歩くたびに刺激を受け続けているとぶつかった場所から出血する場合があるのです。
自分ではそこまで強く衝撃を受けた自覚がないので、気がついたら赤黒くなっていたということも珍しくありません。
触ると鈍い痛みが出やすいので、何度も同じ場所を刺激しないようにしましょう。
足の爪が内出血を起こす原因は生活の中にも
足の爪に内出血があるとき、特に原因が思い当たらないことも多々あります。
そんな時は、日常生活の意外なところに原因が隠されているかもしれません。
え!そんなことが?と思わず口に出てしまいそうな原因もいくつかありますので、さっそく見ていきましょう。
靴が自分の足に合っていない
合わない靴を履き続けて、違和感があるのを放置している人は意外と多いものです。
靴が少し窮屈だと、圧迫された部分が気づくと赤黒くなってしまうこともあります。
また反対に緩くても、歩いた時につま先が靴の先に当たってしまって痛みが出やすいのです。
両足に靴を履いて歩いてみた時に、つま先が動かないくらいのフィット感を保つようにしましょう。
またヒールが高い靴もつま先に負担がかかりやすいので、長距離歩く時には使用を控えたいですね。
慣れない運動をいきなりした
普段運動し慣れていない人がいきなり激しい運動をすると、足に負担がかかりやすくなります。
また運動するときに硬い靴を履いてしまうと、余計に刺激が強くなって皮膚の内側で出血が起こりやすくなるのです。
現に運動し慣れているサッカー部員も、硬いスパイクシューズを履いたことで爪に内出血が起きてしまったという例もあります。
運動するときは足に負担のかかりにくいゆったりとした動きのウォーキングなどをおこない、クッション性に優れた靴を履きましょう。
正座姿勢を長時間おこなった
普段正座をしない人であっても、法事や習い事などで長時間正座姿勢をとる機会もあるかと思います。
しかし正座していると足が痺れるように、体重をつま先で支えているので内出血の原因となるのです。
そんなときは、少しずつ体勢を変えたり、体重がかかる位置をずらしたりすることで簡単に予防ができます。
正座専用のイスや柔らかい座布団などを使用する方法は、少しは症状を抑えられるのでおすすめです。
つめ切りをするのを忘れてた
足の爪は切らなくても手ほど日常生活に支障が出にくいので、つい忘れてしまいがちです。
しかし伸びたまま放置してしまうと、怪我が起こりやすくなります。
引っかかって圧迫されたり、靴に当たってしまったりさまざまな危険が起こりやすくなるのです。
少なくとも週に一度は切るようにして、安全に過ごせるように配慮すると良いでしょう。
足の爪が内出血を起こした時の注意点
つま先を強く打ってしまったなど明らかな衝撃を受けたときやふと血腫を見つけたとき、注意しなければならないのはどのようなことがあるのでしょうか。
放置しておくと症状が悪化したり、治りにくくなったりすることがあるので気をつけましょう。
強い痛みはないか確認する
特に強い衝撃で症状が出たときは、ひどい痛みをともなうことがあります。
本当に痛いと夜も眠れないほどなので、その場合はためらわずに病院で診てもらいましょう。
内出血を通り越して骨折していたり、爪が割れていたりする可能性もあります。
細菌感染しないよう注意する
症状が出た時に一番怖いのが細菌感染で、かなりの腫れをともないます。
傷口からばい菌が入ると熱が出たり、思わぬトラブルの原因になることもあるのです。
細菌感染を防ぐためにも、痛みを感じてからなるべく早い段階で医師に診てもらい治療するのが良いでしょう。
自分で血を抜く方法を試す人もいると思いますが消毒をしっかりおこなって、少しでも不安になったら病院で処置してもらうと良いですね。
足の爪が内出血した時は放置してもいい?
足の爪が内出血を起こしている時に、放置してしまっても問題はないのでしょうか。
日常生活の中で自然とできてしまった血腫で、特に痛みがなければ様子を見ても大丈夫でしょう。
爪が伸びてくれば、自然と赤黒い箇所はなくなります。
しかし問題は痛みがある時で、これを放置すると細菌感染やもっと重大な症状に気づかないことがあるのですぐに病院に行くのが好ましいです。
できれば毎日状態を確認して、少しでも出血箇所が大きくなっていたり腫れがひどくなったりした場合は放置しないようにしましょう。
まとめ
足の爪が黒くなったと自覚している人に向けて、内出血を起こす原因と注意点についてご紹介してきました。
強く圧迫したり衝撃が加わったり、少しの力でも何度も刺激を受けることで皮膚の内側で出血が起きます。
また日常生活では爪を伸ばしたままにしたり運動習慣がない人が体を動かしたり、正座を長くすることで起こる可能性があるのです。
注意点としては痛みを感じたらすぐに病院に行くことで、ひどくなる前に細菌感染などを予防します。
痛みが特になく、腫れなどがあまりないようであれば放置して様子を見てもかまいません。
少しの傷でも甘くみると大変なので、不安な場合は医師に相談してみると良いですね。
そして適切な治療を受けることが大切です。
また、ちょっとしたことでも足の爪の内出血は起こってしまうことがあります。
なるべく負担がかからないように、生活習慣も工夫していきましょう。