太ももやお尻、お腹をギュッと掴むと、皮膚の表面がボコボコとしている場合かありませんか。
それはもう、さながらオレンジの皮の表面のような状態。
実はこれが、脂肪や老廃物がかたまってできたセルライトなのです。
せかっくの美肌も、セルライトがあるだけで台無しですよね。
では、このセルライトを除去するには、エステで痩身ケアに行かなければならないのでしょうか。
もしリンパマッサージなどダイエットにも良いセルフケアができるなら、ぜひ実践してみたいと思いませんか。
そこで今回はセルライトの除去についてエステや病院のことと、セルフケアの方法を3つご紹介します。
セルライトの除去法は種類による?
セルライトとひとくちに言っても、実は4つの種類に分けることができます。
セルライトは種類ごとに除去のしやすさに違いがあり、中には自分ではケアしきれないものもあるのです。
そこで除去しやすいセルライトの種類と、しにくい種類をそれぞれ見ていきましょう。
除去しやすいセルライトの種類
比較的セルフケアでも除去しやすく痩せやすいのが、脂肪型とむくみ型のセルライトです。
ただし脂肪型はできてから時間が経ってしまうと、それだけ取り除いたりダイエットしたりするのが難しくなってしまいます。
脂肪型はお肉を掴むと見た目がゴツゴツしていて、比較的若くてもできやすいのが特徴です。
むくみ型の場合は体のめぐりが悪くなって、老廃物が溜まってしまった時にできやすいセルライトです。
冷え性の女性にできやすいのが特徴で、体のめぐりを改善すれば除去しやすくなります。
除去しにくいセルライトの種類
セルライトの中には、セルフケアでは除去しにくく痩せにくい種類が存在するのです。
これは触らなくてもすでに表面がゴツゴツしていて、セルライトができてから時間が経っている繊維型があります。
繊維型はエステや病院でしか除去することはできないため、セルライトは早めに対処することが大切なのですね。
また数は少ないものの、筋肉質型という種類もあります。
激しい運動をしてきて筋肉が出来上がっていたところで急に運動をやめると、筋肉から脂肪に変わってセルライトができてしまうのです。
これはセルライトの中で最も除去しにくいといわれており、セルフケアではまず対応できないのが特徴になります。
セルライトの除去はエステに行くのが最適?
セルライトの除去というと、最初に思い浮かべるのがエステサロンでの痩身ケアという人が多いのではないでしょうか。
エステにはセルフケアでは真似できない、専用機器を使っての施術になります。
そのためセルライトの除去には、より良い痩身効果が期待できるのですね。
エステではセルライトを揉みほぐしながら除去する「吸引マシン」、脂肪細胞を壊してセルライトを破壊する「キャビテーション」、そして超音波で脂肪を分解する「ハイフ」があります。
これらの専用機器と同時に、経験豊富なエステティシャンが対応してくれるのでセルライトに悩んでいたらエステに行くのもおすすめです。
エステなら全身のケアのセルライトケアができるのもおすすめポイントです。
セルライト除去は病院でもできるの?
セルライトの除去は病院でもおこなうことができるのでしょうか?
セルライトを除去するには、美容整形外科や整形外科を受診する必要があります。
病院でもエステと同じように、脂肪細胞を破壊したりリンパマッサージで老廃物の流れを良くしたりする施術が一般的です。
病院によってマッサージ系しかおこなっていない場合や、レーザー照射で治療をおこなうのがメインの場合もあります。
そのため自分のセルライトの状態を診察してもらい、軽度であればリンパマッサージを中心におこなうのも良いでしょう。
治療レベルのことをしないとセルライトが除去できない場合には、病院で適切な処置をおこなってもらうと良いですね。
金額も病院によりますがリンパマッサージの場合は1回あたり1万円くらいから、レーザー照射だと1回あたり5万円くらいかかることもあります。
もし軽度のセルライトであれば、自宅でセルフケアをした方が費用面でもかなりお得になることも考えられるのです。
セルライト除去のセルフケア方法3選
セルライトの除去はエステが手っ取り早くてより効果的ですが、やはり費用が高いというデメリットがありますよね。
そんなときはセルフケアで日頃からダイエットやセルライトの予防、除去に向けて意識していきたいところです。
それではセルライト除去のためのセルフケア方法を3つ見ていきましょう。
入浴はセルライト除去に最適
入浴は体が温まって血行が促進されるため、体のめぐりが良くなります。
そのため体に溜まった老廃物も流れやすくなって、むくみ型セルライトを除去しやすくなるのです。
また基礎代謝が上がるので痩身目的でも効果的で、ダイエット中の人はぜひ実践してほしい方法になります。
入浴の前には必ずコップ1杯の水を飲み、さらにぬるめのお湯を張った湯船に浸かるようにしましょう。
入浴後にはつま先から足の付け根に向かってリンパマッサージをして、老廃物や水分を流していきます。
また二の腕は手の先から脇に向かってリンパマッサージをおこなうのがおすすめです。
この時リンパマッサージをする手はグーにして、足や腕を圧迫しながら押していくと効果的なので試してみましょう。
有酸素運動にはウォーキングがおすすめ
セルライトを除去するには痩身のための運動がより効果的ですが、その中でもおすすめなのが有酸素運動です。
有酸素運動というとハードな運動を想像しますが、実はウォーキングも立派な有酸素運動。
しかしセルライトを除去するには最低でも30分以上の運動が必要なので、毎日1時間程度のウォーキングは続けるようにしましょう。
ウォーキングはダイエットのためというと、早歩きをしなければならないのかと思いますよね。
でも実際には有酸素運動のための痩せるウォーキングは、ゆっくり自分のペースで歩くくらいがベストなのです。
ただ途中でやめてしまわないように、慣れないはじめのうちはペース配分を考えると良いかもしれないですね。
毎日の有酸素運動はセルライトを除去する以外にも、ダイエットや体力をつけたり気分転換をしたりすることにもつながります。
健康的で痩せやすい体作りをしながら、セルライト対策をしていきたいですね。
食べ物で体の内側からセルライト除去
今までは主に外側からの働きかけについてご紹介してきましたが、実は体の内側からのセルライト除去に役立つ方法があります。
それが毎日の食事を工夫する方法で、セルライトを除去しやすくする栄養素を摂取できるのです。
それではセルライト除去に役立つ栄養素と、含まれる食べ物を見ていきましょう。
①ビタミンB群
ビタミンBは脂肪をエネルギーに変えることのできるダイエットに欠かせない栄養素で、不足しやすいもののひとつです。
ビタミンBは水溶性のビタミンであるため、なるべくバナナやアボカドなどの生野菜などから摂取すると良いでしょう。
またビタミンBは豚肉やカツオにも多く含むので、積極的に摂取するようにしたいですね。
カツオなどは高タンパク低カロリーなので、ダイエット中でも安心して食べられます。
②カリウム
カリウムは体に溜まってしまって、セルライトの原因にもなる余分な水分を体外に排出する働きがあります。
また塩分のとりすぎでむくみが起きた時も、尿と一緒に排出するのです。
普段からむくみにくい食べ物を口にすることで、セルライトができにくく痩せやすい体づくりができます。
カリウムはキウイやバナナなどの果物、納豆などに多く含まれています。
また味の濃いものを食べ過ぎてしまった時なども、積極的にカリウムを摂取すると良いでしょう。
③タンパク質
筋肉量をあげるために欠かせない基礎代謝を高めるタンパク質は、セルライト除去にとって重要な栄養素です。
セルライトが太ももやお尻にできやすいのは、筋力が弱い部分だからなのですね。
筋肉量が上がることで、脂肪が溜まりにくくなってセルライトの素を出さないようにできて痩身につながるのですね。
タンパク質は植物性であれば納豆などの大豆製品、動物性であれば卵や
肉、魚から摂取しましょう。
特にダイエット中は、カロリーの低い大豆製品からタンパク質を摂取することをおすすめします。
セルライト除去を妨げる食べ物とは?
セルライトを除去するのに役立つ食べ物もあれば、実はそれを妨げる食べ物も存在します。
セルライトは脂肪などが固まってできたものなので、食べ物として脂肪分の多いものを食べるとやはり良くないのですね。
乳製品や肉の脂身などを多く食べていると、セルライトを除去するどころかできやすい体質になってしまいます。
またセルライトができやすくなる食べ物は総じてカロリーが高いので、ダイエットにも良くありません。
また血液がドロドロになりやすく、体のめぐりも悪くなっていって老廃物が溜まりやすくなってしまうのです。
むくみや体重、セルライトとダイエットの天敵が一気に襲いかかってくる状態になるので、気をつけたいですね。
もし痩せたくてセルライトも除去していきたいと考えていたら、一度脂肪分の高い食べ物は控えていきましょう。
まとめ
セルライトの除去についてエステや病院のことと、セルフケアの方法を3つご紹介してきました。
セルライトには除去しやすいものとしにくいものがあり、セルフケアの方法も異なります。
エステではセルライト除去に効果的な施術をしてくれるのですが、できればセルフケアで解消したいところですよね。
そこでセルライト除去の方法として入浴や有酸素運動、食事についてご紹介しました。
自宅でできるセルライト対処法を実践すれば、リンパマッサージなどで下半身ダイエットにも役立ちます。
セルライトはできてから時間が経つと除去できなくなってしまうので、痩せるにはスピード勝負です。
まずは日常生活から見直して、引き締まった体を作っていきたいですね。